小さい子供のお手伝い、ごめん!正直に言うとちょっと邪魔なんだけど。
やってもらいたい気持ちもあるけれど、忙しいときはとくに自分でやっちゃって
「もう少し大きくなったら手伝ってね」なんて言葉でごまかしての繰り返し。
これじゃあ、いざ大きくなってその時がきても、子どもは手伝ってくれないなーと思いつつ。
わかっているつもりでも、やっぱり自分でやったほうが楽だし早いからつい子どものやりたい気持ちは後回し。
つい先日もこのままじゃ良くないなと「ママ、一人でやるのを手伝ってね」という本を読んで反省したばかりです。
ひょっとしてこのまま日常を練習する機会がなかったら、気がついたら「家事のできない男」になっているんじゃないの??
そんな思いから、子どものお手伝いについて考えました。
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今日のトピック
女の子には経済力、じゃあ男の子に身につけてほしいことは何?
少し前に女の子へ「寿司と指輪は自分で買おう」という西原理恵子さんのインタビューが話題になり多くの賛同をえていました。
❝相手に頼っているだけでは必ずこけます。死別した私の元夫みたいに、アルコール依存症やガンになってしまうことも。どんなに立派でも、人って傷んだり、壊れたりするんです。そうなってから「やだ、私なんにも悪くないのに」では通らないんですよ。❞
若さやキレイさはいずれなくなる。今は夫とか誰かに頼っていても、いつ何があるかわからない。稼ぐ力をつけておけば、いざという時にもなんとかできる。経済的な自立は、危機管理のひとつだよ。
そんなメッセージを受け取りました。
「いざという時の危機管理としての経済力」って、海外で生活している人にはものすごく切実。国際結婚とかであればなおのことです。
海外で親兄弟や友達とも離れて暮らし、離婚の他にもリストラも日常茶飯事、物騒な事件も多い。今の生活が続く保証なんて何もない。
女の子という年齢はとうにすぎていますが、心にすっと響くメッセージでした。
女の子には「稼ぐ力」をつけるようにと分かりやすいけれど、じゃあ男の子はどうなんだろう?
うちは息子がひとりなので、ふとそんなことを考えました。
男の子には「稼ぐ力」をつけることは当たり前に期待されていて、わざわざ男の子に経済的に自立できるようになろう!なんて誰もいいません。
男の子に身につけてほしいことって何だろう?
もちろん、思いやりとか共感力とかは、暴力を振るわないとかありますが、ここではそういうことではなくもっと実用的なこと。
なんてことを考えていたら、ありきたりだけど「家のことをする能力」かなって思ったんですよね。
息子のお手伝いしたい気持ちを大切にして「家事ができる男」に育てたい
こどもが手伝いたい!というときにダメ!という理由はいくらでもでてきます。
• 自分でやったほうが早い
• 今は忙しいからまた今度
• 危ないから、もう少し大きくなってから
• 一緒にやると時間もかかるし後片付けが大変
家事ができる男、家のこともできる男に育ってほしい。と思っていながら、いざ子どもがお手伝いをしたいというと、何かと理由をつけたダメ!という。
これでは、大きくなってもお手伝いができるようにはならないですよね。
子どもには日常の練習がとても大切。
[amazon link=”4062016087″ title=”ママ自分がするから手伝ってね” /]という本で学んだことです。言われてみれば当たり前ですが、日常のことだと当たり前すぎて“練習”が必要だと思っていませんでした。
家事を手伝わない男性には、手伝うという意識が低いとか、いや手伝うとか手伝わないとかでなく当事者としてヤレ!とか何かと意識さえすればできるはず。と言われがち。
父親が家事をする家庭では子どもも手伝うようになるとか。
でも、そもそも家事をやろうと思ってもできない男性も多い。
いままで家事をする練習をしていないから、やり方が分からない。どう手伝っていいのか、何をやったらいいのか分からない。
先日もツイッターで流れてきたこちらに激しく同意。
ワーママな友人が「会社では『指示されないと動けない奴はダメ』と言ってる男が、家事育児になると『してほしいことは言ってもらわないとわからない』ってドヤ顔決めてるの解せない」って言ってた
— ゆきーん (@yukieen) April 22, 2017
ひょっとして、幼児期のこの自分からやりたがっている時期にどれだけ日常の練習したかって、大人になって家事ができる男になるかどうかの分かれ目になるんじゃない?
子どものときに気持ちよくお手伝いをできたか、ダメ、ダメ!って言われたかで、息子が大きくなってからの家事に対するイメージがかなり変わりそう。
ますます、子どものお手伝いに邪魔とか言っている場合じゃないよねとまた反省。
もう、毎回反省してるだけじゃ何も変わらないって。
息子がお手伝いしやすく親も楽になる環境を整える
でもね、いざ子どもと一緒になにか作業をしようとすると、一番最初に書いたように「ちょっと邪魔なんだけど」って気持ちがね、ちらつきます。
気が短い私は、すこしでも親子の負担を減らそうとモノに頼ることにしました。気持ちをかえるよりも環境を変えるほうが簡単です。
台所で子供が手伝いやすいように、[amazon link=”B00VU431II” title=”子どもの補助台” /]をアマゾンで買いました。
それまでは、片手で抱っこして片手でフライパンをいじるとか、息子がまぜまぜしたい!というと息子を抱っこしながらの作業で、親子ともになんか危なっかしくて、よけいにハラハラ、イライラ。
しかも3歳半にもなると重たくて、抱っこも腰にきて大変で、結局「ママがやるから」で息子をなだめてたんですよね。
今は息子が台の上にのってくれるので、両手があくので一緒するのがものすごく楽。やっぱり時間がないときはイラッとはするんですけど。
台にのっていて電気コンロにも近くなるので、どこを触ると熱いのか、どこを持てば大丈夫なのか言い聞かせています。
息子も、ここはあっちっちだからダメ、ここは大丈夫?とか確認してくれるようになりました。
自分が手伝いたいときは、今でも抱っこ!抱っこ!という時もありますが、「あの台を持ってきてね」というと、ズルズルと台を引きずって持ってきてます。
両側にとってがついているので、お手伝いに集中しすぎて台から落ちるということもなく安心。
この台、200パウンドまで乗ってもOKということで大人も大丈夫です。一番上のキャビネットから物を取り出す時にも使えて何かと便利。
ただし、この台それなりの大きさがあるので場所をとります。
組み立てた台の幅は、49センチほど。ハイチェアーより数センチ大きい感じ。多少場所はとりますがナチュラル系を買ったのでまぁよしとしています。
あと気をつけたいのは、子供の手の届く範囲がかなり広りました。
今まで届かなかったものも、台をもってきて自分でとっています。ええー、こんなところまで手がとどくのか!とびっくりすることも。
本人は、あちこちさわれて嬉しそうなんですが、親としてはちょっと、ちょっとそこはやめて!って。
これから、もっともっとお手伝いしてほしい!と思っていますが、いつまでやりたがるかな?台の高さは3段階で調整できるので長く使えそう。できるだけ使ってほしいな。
という母の希望はかなうのか?
子どものお手伝いの役に立っているもの
今回の記事で紹介した本と子供用の補助台のアマゾンへのリンクです。日常のちょっとしたことが、将来大きな差になるのかなと思ったり、関係ないかなと思ったりです。
- [amazon link=”4062016087″ title=”モンテッソーリの幼児教育「ママ、自分でするのを手伝ってね」” /]
- [amazon link=”B00VU431II” title=”台所などで使う子供用の補助台” /]
息子のお手伝いについて考えたことのまとめ
「寿司と指輪は自分で買おう」という西原理恵子さんのインタビューを読んで、女子には経済力、じゃあ男子には何が必要になるのかな?とおもったときに思い当たったのが「家事力」でした。
ちょうど「ママ、ひとりでするのを手伝ってね」でも強調されていたように、日常の練習って男女に関係なく子どもの成長に必要なこと。
危ないから、めんどくさいからで手を抜くところじゃないんですよね。
しかも息子の日常の練習って、実は家事ができる男になるかどうかの分かれ目にもなりそうですし。
一緒に家事をすること、息子のお手伝いをしたいという気持ちを尊重することの大切さに改めて気がつきました。
とりあえず環境をととのえて、親子でムリのないように「日常の練習」にもっと目を向けて息子との時間を過ごしたいなと思います。
イラッとしない母になりたい、、、。
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では、今日はここまで。
Have a good day!
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