後悔しない「アメリカ就職」のために知っておきたい11のこと

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この記事では、「アメリカで仕事」を探すときに知っておきたいこと、「アメリカで就職」するためにこれだけは知っておきたいことを11つ書き出しました。

アメリカで働くを実現するために知っておきたい11のこと

日本で就職活動2回、日本の典型的な商社で営業とマーケティングを計7年。

アメリカで就職活動2回、インターンシップ2回、派遣社員2年、正社員2年をしている経験をもとにしています。

とは言っても、かなり個人的な意見になるので、職業がちがえば条件も違うという前提で読んで下さいね。

(Disclosure:記事内のリンクの一部はアフィリエイトリンクです。詳しくはサイトポリシーをお読みください。)

1.アメリカで働くための就労ビザ

アメリカの就労ビザの種類
免責事項

ビザの内容等は、できるだけ正確な情報を記載することを心がけておりますが、この記事の内容が正確で最新の情報を保証するものではありません。

私は法律やビザの専門家ではないので、この記事は法律的なアドバイスの代わりになるものではございません。必ず専門家のアドバイスやUSCISのサイトで最新の情報を確認してください。詳しくはサイトポリシーをお読みください。

アメリカで就職してお金を稼ぐためには特別な資格はいりません。

その代わりアメリカの就労できるビザや労働許可証が必要です。

海外就職組にとってビザは、海外で就職するときには避けては通れない頭の痛い問題ですよね。

ビザは避けて通れないので、必ず最初に就労可能なビザがあるのか、ビザサポートがあるかどうか確認しましょう。

アメリカの学生ビザ(F1)で働く場合

学生ビザのF1ビザでは通常は働けません。

ただし、学生ビザでも働ける場合が2つあります。

  • 授業の単位としてインターンシップが必要な場合
  • 全ての単位をとって卒業後にOPTをする場合

どちらの場合も大学で勉強している専攻と関係のある仕事のみです。

インターンシップは、インターンシップを80時間すると3単位(クレジット)になるなど、授業のカリキュラムにインターンシップが入っている場合です。

OPT(Optional Practical Training)は、2年生大学(コミュニティカレッジ)、4年生大学、大学院を卒業後にアメリカで働ける就職活動の猶予期間です。

基本は1年間だけ。OPTの期間内にビザサポートをしてくれる企業に正式に就職すると、OPT後もアメリカで働くことができます。

インターンシップもOPTの場合も、自分で就職先を見つけないといけません。

大学が就職斡旋するようなことは稀です。自分で就職活動を進めましょう。

アメリカで就職できるビザ

アメリカで労働許可があるビザは

Jビザ

ポスドクや研修生として渡米して働くビザ

Hビザ

アメリカ企業への就職、専門的職につくためのビザ。

Hビザの中でもいくつかタイプがあります。一般的なHビザは、少なくとも大卒の学歴か大卒相当の経験が必要です。

ビザの発行数に制限があり年1回の応募になるので事前にしっかり準備してください。

Lビザ

日本からアメリカ支社や関連会社に駐在するためのビザ

Eビザ

アメリカへの投資や雇用を奨励するビザ。アメリカで事業を始めるとか日米間の貿易関係の仕事のビザ

0ビザ

卓越した実績のある人のビザ。

科学者、芸術家、教育者、ビジネスマンなど、飛び抜けた実績があれば申請できるビザです。

Pビザ

スポーツ選手やトレーナ、エンターテイメント系で実績のある人のビザ

Qビザ

文化交流のためのビザ

配偶者ビザで働く

それぞれに就労する本人がとるビザとその配偶者や扶養家族がとるビザがあります。

Eビザ、Lビザ、Jビザの配偶者も渡米後に就労許可証(EADカード)の取得するとアメリカで働けます。

ただし駐在員の妻がアメリカで働く場合は、扶養手当や確定申告のことなどあるので、必ず会社に確認をしてくださいね。

会社によっては配偶者の就労を禁止している場合もあります。

2015年より、Hビザの配偶者(H-4ビザ)の人も条件付きではありますがアメリカでの就労が可能になりました。

少し詳しく知りたい

それぞれのビザの申請条件や期間などはTravel.State.Govのページで確認できます。

アメリカの永住権

今後アメリカに本格的に移住するなら、就労ビザから永住権(グリーンカード)へ切り替えることをおすすめします。

グリーンカードがあれば、政府関係の一部の職業にはつけませんが、一般的な企業の仕事やバイトなどビザの心配なしにアメリカに自由に就職、転職できます。

グリーンカードの申請は、アメリカ永住権(グリーンカード)アメリカ法律相談に詳しく書かれています。

また最新の情報はUSCISのGreen Cardで確認してくださいね。

注意!

グリーンカード取得には時間がかかります。

 

ビザの期限に余裕があるうちに早めに計画して準備しましょう。アメリカ国籍の人と結婚してグリーンカードを申請する場合は1年ぐらいです。

 

グリーンカード保持者と結婚でグリーンカードを取得するには2年から4年ぐらいかかります。私は2年かかりました。グリーンカードを待っている間配偶者がアメリカに滞在するためには、自分で滞在ビザを維持する必要があります。

 

日本人同士の場合は、結婚後に夫婦でグリーンカードを申請する方が手続きがスムーズです。アメリカ人以外との結婚の場合は、永住権申請と結婚のタイミングに気をつけてくださいね。

2.学歴と実績

アメリカで就職するための実績

アメリカ社会はよくもわるくも実力主義、学歴社会です。

アメリカの学歴社会

  • 学位によって応募できるポジションに制限がある
  • 学位によって社内の昇進に差がある(年功序列ではありません)
  • 学位によって入社時の年収が100万円、200万円単位で違う

もちろん仕事や会社にもよります。より経験や実績が重要な職業もあります。

また逆に高学歴の人が簡単な仕事に応募すると、オーバークオリファイと言って書類選考で落ちることもよくあります。

例えば、修士を持っている人が4年生卒業のポジションには雇ってもらえないとか。

日本人にとって嬉しいのは、アメリカの学歴じゃなくても日本の学歴も同様に評価されること。出身大学は関係ありません。

高卒、短大卒、4年生大学卒、修士、博士のどの学位をもっているかが重要です。

渡米後に就職活動をする場合は、念のため英語の卒業大学の卒業証明書や成績証明書などを日本にいるうちに余分に準備して渡米してくださいね。

3.英語力

アメリカで働くための英語力

アメリカで働くとなると、基本は英語で仕事をします。

お客さんとの話だったり、同僚との会話やディスカッション、メール連絡など。

どのくらいの英語力が必要かは、職業によります。

TOEICが何点以上とか英検とか就職活動にはほぼ関係ありません。

たまに日本ならTOEIC、アメリカならTOEFLと勘違いされる方がいますが、TOEFLはアメリカの大学、大学院の入試に必要なテストです。就職とは何の関係もありません。

アメリカ人相手の接客業、営業職などは高い英語力が必要ですよね。私のような理系の専門職であれば、そこそこの英語力でもなんとかなります。

就職してからの英語力は、なんとかなるんですが、就職活動を乗り切る英語力は最低限必要です。

アメリカで就職したいけれど英語力ができない」場合は、イチロー選手のような飛び抜けた実績がない限り、日本から就労ビザをとるのは厳しいです。

すでにアメリカにいて就労許可証がとれるなら、日本語でできる日系の仕事や日本食レストランの裏方、ホテルの清掃の仕事などもあります。

が、英語を使わない就職となると肉体労働が多く、できる仕事に限りがあります。

完璧な英語じゃなくてもよいのですが、そこそこの英語力がないとアメリカでの就職は厳しいのが現実です。

4.気持ちの持ち方

アメリカで就職活動を始める女性

留学ではなく、結婚や配偶者の移住など大人になって移住した人がアメリカで就職するときのアドバイスは3つです。

  • 日本語なら簡単にできることから始める
  • 本当に得意なことで勝負する
  • 失敗してもよいから行動する!

理想は、日本のキャリアの延長でアメリカでさらに成長すること。

でも、海外で理想的なキャリアができるとは限りません。最初は、「日本語でなら簡単にできる仕事」からはじめてステップアップするのも一つの方法です。

アメリカで仕事をするとなると、どうしても英語のハンディがあります。アメリカ人の中で対等に働くには、やはり自分の得意分野で勝負するのが一番

最後のアドバイスは、失敗して当たり前という気持ちでとにかく行動すること

海外での就職活動です。

しかもアメリカ人でさえ就職活動は大変なんです。外国人なら失敗するのが当たり前、うまくいったらラッキーという気持ちで行動しないと一歩もすすめません。

アメリカで就職するなんて(今の)私には絶対に無理!と渡米直後は私も思っていました。英語で仕事をするなんて想像もできませんでした。

英語クラス、コミュニティカレッジ、派遣社員とその時その時にできることから始めてやっと正社員になれました。

焦らずにできることから始めたら、3年後は必ず今と違う場所にいます。

5.お給料とお金の話

アメリカに就職して移住してお金の話をする家族

海外で就職するとなると、最初に確認したいのはお給料とその地域の生活費の相場です。

お給料の相場

付きたい職業のお給料の相場がどのくらいかは、就職活動を始める前に確認しましょう。

「仕事内容とお給料があっているのか?」

「もっと高い給料の仕事があるのか?」など応募する時の目安になります。

また就職活動がうまくいった場合、お給料の相場がわからないとオファーされたお給料で受けるべきか、交渉すべきか分かりませんから。

生活費の相場

お給料の相場と一緒に確認したいのは、生活費の相場。

アメリカといっても広いですから、ニューヨークやロサンゼルス近郊などの大都市に住むのか、わたしのような中西部の田舎に住むのでは生活費が全く違います。

一般的にアメリカの生活費は日本の生活費よりも高くなりがち。

もともと物価が高いのと、日本食材はやはり高いですから。

それに保険に入っていても、支払う医療費が高いです。風邪でみてもらって100ドル(1万円)とか普通にありますから。

あとは子どもが小さい場合は保育園などの費用アメリカは子ども用の手当や、扶養手当などありません。

家賃の相場

最後は家やアパートの家賃。

アメリカで田舎で持ち家を買うなら広い家が日本よりも安く手にはいります。

が、田舎でもアパートの家賃はそれなりにします。

しかもアメリカは住む場所によってその周辺の治安の良い悪いが別れます。

安全はお金で買うのがアメリカ、治安の良い場所は、家の相場も高くなりがち。安いだけで決めると、あとから引越しなどもあるので、住む場所は慎重に選んでくださいね。

治安の善し悪しは、その地域に生活する人に実際に聞くのが一番です。

アメリカの家やアパート探しは、Zillowという無料で使えるサービスが便利ですよ。

6.英語の履歴書(レジュメ)

アメリカで就職活動をする英語の履歴書

就職活動を始める時に準備する書類は3つです。

  • 履歴書(レジュメ)
  • リファレンス
  • カバーレター

履歴書・レジメ

アメリカの履歴書はフォーマットがありません。自由に書いてOKなんですが、いちおうのルールはあります。

テンプレートとなる履歴書を準備しておき、応募するポジションや会社にあわせて微調整します。

日本の履歴書とちがい、アメリカの履歴書には年齢、性別、人種は書きません。

もちろん顔写真も貼りません。これは採用する際に、性別、年齢、人種などの先入観をなくして、できるだけ公平な採用をするためです。

少し詳しく知りたい

レジュメの書き方のポイント

リファレンス

リファレンスは、前の職場の人や大学の担当教官などの連絡先で、実際にどういう働きぶりだったかなどを確認できる人です。

リファレンスになってくれる3,4人の名前、ポジション、電話番号、メールアドレスなどの連絡先を確認しておいてくださいね。

カバーレター

カバーレターはその会社の人事担当者あての1枚の手紙です。応募する理由を短く、分かりやすく書きます。

プロのレジュメライター

もちろんこれらの書類を自分で揃えても良いですが、もしちゃんとしたアメリカ企業へのそれなりのポジションでの就職を考えているならプロのレジュメライターに頼んだほうが良いです。

アメリカ人は自己PRが上手いので、日本人が自分で書くとどうしても控えめな履歴書になりがち。しかも見栄えもイマイチ。

アメリカ人ですらプロのレジュメライターを使って応募してくるなかで、日本人が自分で書いた履歴書で勝負するのはかなり不利。

コネ無し就職を考えているなら、レジュメは特に大切。

2万、3万円でプロのレジュメライターにお願いする価値は十分あります。

私も正社員のポジションに応募した時は、レジュメライターを使いました。

それでもレジュメで落とされたことがほとんどです。と言うくらい厳しいので、自分で書いた履歴書ならさらに厳しかったと思います。

就職したあとも、昇進の時、仕事内容の見直し、リストラの時の人事異動(←マジで履歴書を参考に人選されました)など、入社後でも人事が履歴書を参考にすることがあります。

できるだけきちんとした履歴書を会社に提出するのは、就職したあとにアメリカの会社を生き延びるポイントです。

7.求人情報の探し方

アメリカで就職するための求人情報を探す

ここから就職活動の本番、アメリカでの仕事の探し方です。

アメリカの就職活動は、大学の新卒も中途採用も変わりません。みんな同じ市場での競争になるので、新卒生にはかなり厳しい社会です。

現実的にアメリカでコネ無しで就職するのは、かなり厳しいです

実力主義と言われるアメリカでは、コネも実力のうち。コネがなければコネをつくるのも一つの戦略です。

本気でアメリカで就職活動をするなら、できることは全てトライしてくださいね。動いた分だけチャンスが広がります。

アメリカの求人情報の探し方

  • 一般的な求人情報サイト
  • 企業のホームページ
  • アメリカの転職エージェント
  • 地元の求人ページ(Craigslistなど)
  • 海外に強い日本の転職エージェント
  • アメリカ国内の日系エージェント

一般的な求人情報サイト

一番一般的なのは求人情報サイトの利用です。

職種や地域から検索します。

求人情報サイトへ履歴書をアップロードする時は、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人の連絡先はレジメから削除します。

これらのサイトに載っている求人は、公募されているものが多いので競争率も高いです。また、お宝求人情報などはあまり出てきません。

どちらかというとアメリカにすでに働いている人が転職するときに使ったり、派遣社員や契約社員などの応募が多いです。

就職したい職業があるけれど、どんな会社があるか分からないときなどは便利です。

企業のホームページ

アメリカ企業や大学のホームページでは、オープンのポジションを通年で募集しています。

企業のホームページ上で、JobとかCareerとか検索してください。ねらっている会社はマメにチェックします。

アメリカ企業の求人は、最初に社内で募集してから外部に公募することは普通です。

最初からすでに候補者が決まっていて公募することもよくあります。コネです!なので、書類選考に通らなくても落ち込まなくて大丈夫。

企業求人は、ポジションが上になればビザサポートありの場合もあるので、とりあえず応募して後から確認したらOKです。

アメリカの転職エージェント

Recruiting Firmsと呼ばれるリクルーター専門の会社です。会社の人事が人材を探している時に使う会社です。

たくさんあるので、ここではForbesのランキングのトップ3を紹介します。

どのサイトも求人情報が見つけにくいのでリンクを参考にしてください。

プロフェッショナルレベル(入社2年目から課長クラスまで)

このランキングの14位から16位の会社は、派遣社員の就職活動で使いました。求人情報には、派遣社員(Temp)、契約社員(Contract)、正社員(Permanent)などあるので、確認してくださいね。

エグゼクティブクラスの転職エージェント(部長、本部長クラスより上)

Heidrick & Strugglesは、求人情報が見つからなかったので日本のオフィスの連絡先をのせますね。エクゼクティブを探している会社向けで、転職者向けのサービスはないのかもしれません。

地域密着型の求人

地元の中小企業の求人は、Craigslistやその街の求人サイトなどで探します。

ただし、中小企業の場合ビザサポートはほぼ無理なので、すでにアメリカにいて就労許可証や永住権がある人が対象です。

地元のビジネスなら知り合いのツテも見つかりやすいので、アメリカ生活が長い人は知り合いに聞いてみるのも一つです。

日本にある海外・外資系に強い転職エージェント

日本からアメリカへの転職なら海外転職専門の転職サイトや外資系の転職エージェントを利用して情報収集するのもありです。

アメリカ国内の日系中心の転職エージェント

アメリカ国内の日本人専用の転職サービスがあります。

大都市の案件で日系企業中心、すでにアメリカにいて就労ビザがある人が対象です。

都会に住んでいる人はチェックしてみてください。私の住んでいる田舎では、通勤圏内での求人は一つもありませんでした。

日系の会社に紹介するのに、紹介料をとるところとかもあるので注意してくださいね。

プロフェッショナルな個人的なつながりを作る

  • Linkedinでつながる
  • セミナーやカンファレンスで知り合う
  • ブログやサイトでポートフォリオを公開する

これだけで就活するのは厳しいですが、やったほうがよいことです。

Linkedinに英語でプロフィールを書いて転職中とアピールすると、転職エージェントから直接声がかかることもあります。

具体的な案件があってコンタクトしてくる場合と、とりあえず転職しやすそうな人にコンタクトしている場合もあるので、よく確認してください。

さらに転職情報も探せるので、Linkedinはアメリカで就職するなら必ず登録したほうが良いです。

私が一度電話面接を受けた会社は、私のLinkedinのプロファイルをチェックしていました。

ウェブの仕事やデザインの仕事などであれば、英語のポートフォリオのサイトを作っておくのもひとつです。

少し詳しく知りたい

Linkedinのプロフィールを書くコツ

就職したい会社と実際に関係を持つ

  • 日本で外資系やその関連会社に就職してからアメリカに転職
  • 派遣社員として働く
  • インターンシップをする(大学生・大学院生の場合)

時間はかかりますが、一番確実な方法は実際にコネを作ること。

といってもコネを作る最初の入り口が難しいんですよね。とにかくその会社に関わるところに就職するのが一番です。

日本にいるなら、就職したい会社の日本支社に就職するとかですが、ちょっと遠回りです。

学生ならインターンシップに応募する。

会社によっては、ビザサポート付きのインターンシップ(特に大学院生向け)もあるので、大学院生で将来アメリカで働きたい人はどんどんチャレンジしてください。

アメリカで就労ビザがある場合は、契約社員や派遣社員として働く。

私もこの方法で今の会社に就職しました。詳しくは次で説明します。

応募する時の心構え

求人情報サイトや会社のホームページに載っているポジションへは、かなりの人数が応募するので競争は激しいです。

最初はやってみようかな?と思ったポジションへはどんどん応募してください。

それこそ100とか200社とかです。

私も就活をはじめたころは受かったらどうしようかな?とためらっていた時もありますが、面接にすら呼ばれないことの方が普通です。

受かるのは一人だけなので、ほとんどの人は落ちます。受かった時の心配は、受かったあとで大丈夫。

8.派遣社員

アメリカで派遣社員で働いている男性

派遣社員や契約社員の場合はビザサポートはほとんどありません。すでにアメリカにいて就労許可がある人が対象です。

特にアメリカで社会人経験がない場合は、最初にフルタイムのポジションで就職するのはかなり厳しいです

その場合、派遣社員や契約社員としてとにかく就職して実績を作ることから始めるのが現実的です。

派遣社員になる時のポイント

派遣社員になる時の一番のポイントは、本当に就職したい会社の派遣社員かその関連業種の派遣社員になること。

派遣社員としてその業界での実務経験を積んだり、コネをつくるのが大切。

とにかく派遣社員であればよいとなるとその次に続かないのでここは慎重に選んでください。

派遣社員の募集には、派遣先が書いていないことも多いです。

派遣社員を募集する会社は、それなりの大きな会社。仕事内容から、だいたいどこの会社か検討がつくことも多いので、会社の下調べも忘れずに。

派遣社員の求人

派遣社員専用の求人サイトやエージェントに登録します。得意な業種がある派遣エージェントもあるので、自分がつきたい職種が得意な派遣会社をみつけて登録します。

複数の派遣会社に登録しても大丈夫です

9.就職面接

アメリカで就職面接でインタビューを受ける女性

就職面接は、アメリカでも複数回あるのが一般的です。

  • 書類選考
  • 電話やスカイプ面接
  • 対人面接

の順番です。

さらに職種によっては、対人面接で社内セミナーのプレゼンをすることもあります。

私が働く会社の研究職やポスドクのポジションでは、数名の候補者が日を変えてセミナーをします。

対人面接

日本の面接は、就活する人1人に対して、2,3人で面接することが一般的です。

アメリカでは5人と面接する場合、1対1の面接を5回します。同じ日にすることもあれば、別の日にすることも。面接時間は一人15分とか30分とかです。

アメリカの採用は、就職したあとに上司になる人に決定権があるので、そのチームの主要メンバー全員と個別面接する感じです。

面接の準備

面接で一般的に聞かれやすいことは事前に答えを準備します。

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 過去の職業と実績
  • その会社への質問

をベースによくある面接の質問に対して答えを練習してください。

完璧な英語でなくても大丈夫です。

意味が通じる英語を自信を持って話すことがポイントです。

自分の弱いところで「英語に自信がありません」と思っていても言わないこと。私はこれで失敗しました。

面接の練習や勉強は、動画が分かりやすいですよ。

オックスフォードの面接動画は英語もゆっくりで初心者さんにも聞きやすいです。イギリス英語なんですけど。

10.女性や外国人との働き方

アメリカの会社の会議の様子

ここからは、日本の会社の一般的な常識とはかなり違うと思ったことです。

グローバルな大企業になればなるほど、女性や外国人が多く職場にいます。

プロフェッショナルとして長く働いている女性も多く、同僚男性からも信頼、尊敬されています。

日本のように、「日本人男性が独占している」職場とは社内の多様性が違います。

例えば、私の今のチームでは、大ボスがインド人女性で、中ボスは中国人男性です。

中ボスの中国人男性のチームに、アメリカ人男性3名、アメリカ人女性4名、台湾出身の女性1人、日本人女性(私)1人、中国人女性1人、さらに共同研究者のエチオピア人男性が一人というチーム構成。

多様化しているグローバル企業では、セクハラや人種差別には職場全体が敏感であり、本気で取り組んでいます。

女性に「結婚や子どもはまだ?」や「彼氏いるの?」などのプライベートな話しをこちらから聞くと「セクハラ」として忠告を受けたり、ひどい場合はクビです。

特定の文化や国をからかったり、ネタにすることもタブーです。

「差別する気はなかった」、「セクハラとは思わなかった」、「悪気はなかった」は、通用しません。

相手が不快に思えば、それでアウトです。

きちんとした会社なら、入社後に「差別やセクハラ」に対するセミナーや研修があります。これは、特に日本人男性は無意識にしていることが多いので真剣に受けてください。

差別的なツイートをした社員がクビになったという話は、アメリカでたまにニュースになります。差別やセクハラに厳しいのは社内だけではありません。

11.マイノリティとして働くこと

アメリカの会社で孤立した日本人男性からみた会議の様子

日本人男性にとっては、今まで日本人男性が独占していた社会から、「マイノリティ」としてアメリカで働くことになります。

アメリカで仕事を始めたばかりで、「思ったほど仕事がはかどらない」のは英語力だけのせいではありません。

今までの日本の会社の常識ややり方でうまくいかないことはよくあること。

この見えない「メジャー」から「マイノリティ」への変化はかなりのストレスです。

マイノリティとして生活して働くのに必要なのは、「自分が他人と違うこと」を受け入れる許容力。

日本にいる時に「他人と同じはイヤ」という若干あまのじゃくタイプの方がアメリカ社会でサバイバル力が高いです。

逆に「他人と一緒だと安心する」タイプの人は、ストレスになると覚悟してくると対策もできます。

理由がよく分からずストレスだけが大きくなると、「自分にはアメリカの会社はあわなかった」で終わっちゃいますから。

日本で暮らしていた女性にとっては、人種としてはマイノリティになりますが、女性としてはむしろ開放されます。

私はアメリカで働きはじめてのびのびしています。多様化している今の会社の方が断然働きやすい職場です。

マイノリティとして働く時は、アメリカ人だけの職場より国際的な職場の方が働きやすいと思います。就職先を決める時に参考にしてくださいね。

アメリカ人の好きな話題

アメリカ人は男女問わずスポーツ観戦好きな人が多いです。

特に男性ですが。大学のフットボール、バスケットから、プロのフットボール、バスケ、野球など。どれか1つでも話題にできると、すこしだけ距離が縮まりますよ。

ニュースを一生懸命見るのもいいのですが、地域のスポーツチームや大学のスポーツチームの応援にいったり、いろいろと教えてもうのも仲良くなるポイントです。

アメリカで働きたい人へおすすめの記事

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アメリカで就職するまとめ

アメリカで働く時に知っておきたい11のことをまとめました。

  • アメリカの就労ビザ
  • 学歴と実績
  • 英語力
  • 気持ちの持ち方
  • お金の話
  • 履歴書(レジュメ)
  • 求人の探し方
  • 派遣社員
  • 就職面接
  • 女性や外国人との働き方
  • マイノリティとして働くこと

ここに書いたのは、日本で7年、アメリカで4年働いた経験から、これからアメリカで就職しようと思う人、アメリカで働きたいなと思っている人に知ってほしいことです。

最後の女性や外国人との働き方、マイノリティとして働くことは、特に日本で働いてる男性でこれからアメリカで働きたい人に伝えたいことです。

私も日本にいるときにはほとんど意識していませんでした。

アメリカで働きはじめてカルチャーショックを受けたことです。女性である私ですらカルチャーショックを受けたので、おそらく男性ならさらにショックが大きいと思います。

アメリカで就職するといっても、いろいろな職種や会社があります。ここに書いていないことや書いたこととは違うことも多くあると思います。

それぞれの職種や職業にあわせて、さらにいろいろと調べて準備してくださいね。

あなたが夢へ一歩近づきますように。

海外で在宅ワークを考えている人へ

海外でできる在宅ワークをまとめました。就職するのは大変かもという人は在宅ワークから始めてみてくださいね。

海外在住の主婦ができる在宅ワーク&副業アイデアと仕事の探し方、見つけ方を紹介。パソコンとスマホがあれば未経験者でもできる仕事から、専門的な仕事まで、30以上の在宅の仕事と仕事の見つけ方です。

では、今日はここまで。
Have a good day!

有賀透子

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