「アメリカ企業の研究職の就職面接レポート」理系大学院卒、Ph.Dなしの就職・転職の面接レポート

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アメリカ企業の研究職の就職面接レポート

アメリカでの就職活動のレポートです。先日、アメリカ企業のバイオ系の研究職の就職面接を受けたのでその様子を紹介します。アメリカでの就職面接ってこんな感じというのが伝わればいいなと。

あわせてアメリカのバイオ系の研究職のポジションについても簡単に紹介しますね。

私はこうしたら面接に受かるよ的なアドバイスはできませんが(なにせ今までさんざん落ちまくっているので)、これを読んでこれから面接する人が対策を立てる参考にしてもらえたらうれしいです。

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今回の面接のバックグランド

簡単に面接までの状況とか私のバックグランドについて書いておきます。

私の今の状況&バックグランド

私は今は派遣社員としてとあるアメリカのバイオ企業でラボテクニシャンをしています。かれこれ2年ちょっと。日本でマスターをとって3年ほど博士課程に在学しドロップアウトしたので単位取得退学組です。

研究現場からはその後離れて、アメリカで再就職するさいにラボにもどったのでブランクが13年。このブランクを埋めるために派遣社員をしています。2年もやれば感覚とか知識とか、だいたいテクニカルなところは追いついたと思います。

アメリカで働く自信もついたので、久しぶりに派遣先の会社の空ポジションに応募しました。

詳しいプロフィールはこちら>>プロフィール
今の派遣の状況はこちら>>私がアメリカで時給12.5ドルの派遣社員を2年間もだらだらと続けている理由

応募したポジション

今回面接にいったポジションは、シニアリサーチアソシエイツ(senior research associate)です。日本語でいうと上級研究員になるのでしょうか?日本企業で研究職の仕事をしたことがないのでわかりませんけど。

派遣先企業の正社員の求人をみて社内システムから応募しました。

面接までの過程

通常は書類審査→電話面接→対人面接になりますが、今回は電話面接はパス。私は2年ちょっと今の会社で派遣として働いているので、それなりに信用されているのかなと思います。前回応募した別ポジションのときは電話面接で落とされました。

履歴書というかレジュメは、プロのレジュメライターサービスを使ったので、それを少し手直ししました。プロが書いたレジュメはやっぱり見た目がよかったです。

面接の服装

日本で働いていたころのスーツが数着あるので何とかなるだろうと思っていたら、前日に試着してびっくり。ことごとく入りません!!普段はTシャツ&ジーンズで出勤なので、まともな服ってしばらく着てなくて。

しょうがないので、夏用のワンピースにジャケットを羽織っていきました。

まともに仕立てたスーツが入らなくなっていること、日本にいたときはぶかぶかしていたのに入らなくなったタイトスカートに面接前夜にショックを受けました。

出産後に広がった骨盤矯正をした方がいいよ!というアドバイスを聞いておけばよかったーと心底思いましたが後の祭りですね。

日本だったらこれで面接?という服装ですが、ここはアメリカ。気にせずに行ってきました。他に選択肢もなかったですし(汗)。

アメリカ企業の就職面接の服装

アメリカは学歴社会。学歴によってはっきりと研究職のスタート地点が違う

今回応募したポジションがどんな位置で、他の研究職のポジションはどんなものがあるのか簡単に説明しますね。

日本よりも学歴社会のアメリカは、とった学位によって就職のスタート地点が決まっています。出身大学よりもどの学部で何の学位をとったかの方がよほど重要です。

学位別のスタートポジションはこんな感じ

  • 博士・ドクター→サイエンティスト
  • 新卒博士・ドクター→ポスドク(契約社員)
  • 修士・マスター→シニアリサーチアソシエイツ←今回の面接はここ
  • 学士・バチュラー→リサーチアソシエイツ
  • 学士新卒やブランク有などの事情がある人→ラボテクニシャン(派遣社員)←今ここ

さらに各ポジションの中でランクがあり、そのランクによってお給料がある程度決まっています。

ちなみに年功序列なんて概念は存在すらしません。

新入社員のドクターのサイエンティストが社歴10年をこえるベテランのシニアリサーチアソシエイツの上司になることも普通にあります。

各ポジション間の昇格について。サイエンティストへの壁は高い!

リサーチアソシエイツからシニアリサーチアソシエイツへは、5年以上の実務経験をつむとか、マスターをとればシニアリサーチアソシエイツに昇格するチャンスはあります。

昇格の基準は会社にもよるし、何よりその時の会社の業績にもよります。

シニアリサーチアソシエイツからサイエンティストへの昇格は、ドクターを持っていない場合は相当難しいです。

よほど業績を残すとか何かないとまず無理です。

サイエンティストの上は、シニアサイエンティスト、さらに出世するとリサーチマネジャーとかだんだんとリサーチの現場から離れマネジャー寄りのポジションになっていきます。

上に行けば行くほど現場から遠のくのは日本もアメリカも変わらないですね。

ちなみに私の独断と偏見で日本の会社のポジションと比較すると

サイエンティストは課長以上、シニアリサーチアソシエイツは係長・課長、リサーチアソシエイツは課員、ラボテクニシャンは派遣さんといったところです。

だいたいの役割や責任もそれに準じていると思います。

アメリカのサイエンティストには、深い専門知識はもちろん、プロジェクト遂行能力やチームマネージメント能力など社会人としても高い能力を期待されます。このあたり、日本の博士に対するイメージとはだいぶ違うような気がするのは私だけでしょうか?

アメリカ企業の研究職の就職面接はマンツーマンが基本

前置きが長くなりましたが、面接のようすのレポートです。

アメリカ企業の技術系の面接はマンツーマンです。エンジニアの夫に聞いてもマンツーマンが基本ということでした。

今回の面接は2時間半ありました。

一人30分で5人と面接しました。チームリーダーのシニアサイエンティストと4名のサイエンティストとの面接です。実際に就職してから一緒に働くことになる主要メンバーですね。

5人中アメリカ人は1人という、国際色豊かなメンバーだったので、この中に入るのは楽しそうだと思いました。

面接の内容を箇条書きにすると

  • 研究プロジェクトの説明
  • チーム構成の説明
  • レジュメの確認(レジュメの中での空白時間のこと、いつアメリカに来たのかなど)
  • 私のバックグランド・実績・技術面の確認(現時点でできること、できないことを明確にしました)
  • 今の仕事の内容
  • 応募動機(2人ぐらいにしか聞かれなかったし、現在のポジションが派遣だからと言ったらそれで納得されました)
  • 渡米した理由
  • 働き始めた場合の心配事
  • 環境が変わることへのストレスについて
  • 時間管理の仕方など働き方について
  • 研究で好きなこと
  • トラブルシューティングやプロトコル開発のコツ(私のレジュメのイチオシポイントがトラブルシューティングとプロトコル開発だったので)
  • ラボ見学
  • こちらからの質問(技術的なことだったり、働き方だったり、その人に聞いてみたいことを聞きました)

今回はいわゆるBehavioral questionsと呼ばれるタイプの質問は少なかったです。あったとしても、研究姿勢と関係した内容だったので、答えるのが楽でした。

一般的なBehavioral questionsは電話面接で主に聞かれる印象です。参考までにこんな感じの質問です>>30 behavioral interview questions you should be ready to answer (USA Today College)

今回応募したポジションの研究テーマは今と全く違うところです。私のバックグランドとも全くかぶりません。

この点はすごく不利ですが、面接の中でも研究テーマに関する知識はほぼないのでこれから学びますと伝えました。その分、求められるスキルには自信・実績ありということを面接官ごとにアピールしました。

持ち時間が余った人と少しオーバーした人といましたが、最後は時間通りに終わりました。始まる前はトイレから出たくないほど緊張しました。どうにかこうにか終わってホッとしてます。

面接を受けた感想

正直手ごたえがいいのか悪いのかあまり分からないです。私的には悪くはなかったとは思いますが、こればっかりは相手次第なので。私以外にも候補者が2名ぐらいいるらしいので、結果はどうなるかわかりません。

受かればうれしいですが、まあ落ちても次の機会をねらってぼちぼち頑張りますという心境です。

今のチームは居心地がいいので、このままぬるま湯にいるのもいいなあと思う反面、もうひと頑張りしてアメリカでまともなキャリアを積みたいと思う気持ちもありますし。なるようにしかならないから、まあええか。という感じ。

結果が分かれば追記しますのでしばしお待ちください。たぶん、1か月後とかそのくらい。大企業は遅いのよ。

アメリカ企業の理系研究職面接のまとめ

ビザの問題はありますが、日本でマスターをとっていればドクターを持っていなくてもアメリカ企業で研究員として働くチャンスはあります。(受かれば、できます!って宣言するんですけどね)

アメリカ企業の就職面接は、書類(レジュメ)審査、電話面接、対人面接の順番です。対人面接は、マンツーマンが基本なので、かなり個人的な面接をする印象です。

会社によっては、対人面接が2、3回ある場合や、プレゼンをする場合などもあるので、事前に情報収集して対応してくださいね。

アメリカ企業の研究職面接の様子が少しでも伝われば幸いです。

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今日はここまで。では!
Have a good day!

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