ビジネス英語に自信ありますか?
アメリカに住んでアメリカの会社で働いていますが、正直に言うと自分の英語力には自信ありません。
それでもなんとかなっていたものの、ビジネス英語をブラッシュアップしようとオンライン教材で勉強を始めました。
ちょうど働いている会社が提携しているオンラインのビジネス英語教材があったので直ぐに申し込みました。
(Disclosure:記事内のリンクの一部はアフィリエイトリンクです。詳しくはサイトポリシーをお読みください。)
グローバル企業なので、もちろん海外のオンライン教材です。
実際に勉強してみると意外に続けやすくて、しかもムダなくビジネス英語を学べています。
私が働いている会社が提携しているビジネス英語オンライン教材はEF English(旧イングリッシュタウン)です。
EFは忙しくて時間がないけれど、もう少し英語をブラッシュアップしたい現役のビジネスパーソン向けのビジネス英語教材でした。
今日のトピック
私がビジネス英語のオンライン教材に期待していること
私が英語教材に期待しているのは、激的な英語力のアップではなくて、どちらかというと現状維持プラスαです。
というのも、今の私の英語力からさらに英語力上げようと思うと、かなり本気で集中してやりこまないとどうにもなりません。
ある程度英語を勉強している人ならわかると思いますが、初級から中級への壁よりも、中級から上級への壁の方が超えるのが大変。
今はそこまでの気力も時間もないので、要領よく必要な英語だけ勉強したい。
- 曖昧なところをはっきりさせる
- ビジネスシで使うレベルの単語を増やす
- すこし流暢に話す練習をする
- ビジネスシチュエーションで使える自然な文章・表現方法を増やす
今ある英語力をブラッシュアップして、もう少し英語で表現できる幅を広げたい。
ようは、本当のビジネスシチュエーションで役に立つ単語や表現力だけをムダなく勉強したいんですね。
余計なものや、使えない、使わないビジネス英語教材はいりません。
EF イングリッシュライブとは?
EF English Liveってどんな会社?
会社のプログラムで見るまでEF English Live(旧EFイングリッシュタウン)は聞いたことがありませんでした。
どれどれ、どんな会社だろう?と少し調べてみました。
EFは、スエーデンのBertil Hultさんが1965年につくった、イギリスへの語学留学プログラムがはじまりです。
その当時はEuropeiska Ferieskolan (European Holiday School – 略して❝EF❞) と呼ばれていました。
Bertil Hultさんは経験から、語学はクラスルームで勉強していてもなかなかうまくならない。英語の習得は実践で使うのが一番効率的ということで、語学留学プログラムを始めたとのこと。
その後ヨーロッパを中心にイギリスへの語学留学プログラムで成長します。
1970年台にはビジネス専門のクラスも開講。オンラインコースは1997年にEnglishtownとして始まりました。
そのへんのポッと出のオンライン英語教材とは、歴史も実績も全然違いました。私の会社が提携したのもこれならうなずけます。
参考サイト:EF Our History
EF English Liveのオンライン教材プログラム
私が受けているのはビジネスコースですがその他にも
- TOEFL対策
- TOEIC対策
- 旅行英語
- 職業別ビジネス英語
と、目的に合わせたコースがあります。
面白いと思ったのは職業別コース。
メディカル、リサーチ&サイエンス、保険&法律、旅行産業、オフィス英語などがあります。とにかく仕事に直結した英語を効率よく学びたい人向けのコースですね。
これから留学予定の人は、自分の専門分野があればお試しで受けてみると良さそうです。
研究留学の予定で英語が苦手な人とか、米国に来てから英語を勉強する時間はもったいないから受けておいた方がいいですよ。
私が受けているのはビジネスコースのUpper IntermediateのLevel 11。
ビジネス英語は、レベル1(Beginner)から16(Upper Advanced)まであります。最初のクラスを始める前に30分ぐらいのレベル判断テストを受けその結果でレベルが決まります。
スピーキングテストは受けても受けなくてもOKでした。実際に教材を使ってみて、レベルが簡単すぎたり、難しすぎる場合は後から変えられるようです。
私は、今のレベルでちょうどよい感じ。Upper Advancedってどんなことをするのか想像もつきません。(私の英語力はアメリカ企業で働くのに最低必要な英語力よりちょい上ぐらいです)
レベル11は24レッスンあります。プログレスで自分が今までに勉強した時間やスコアがわかります。結構まじめにやってますよー。
EF English Liveの口コミレビュー
とにかく無理せず続けやすい
英語を勉強するぞ!と教材やテキストを買ったものの1ヶ月も続かなかったことありませんか?
私の本棚には途中まで使った英語のテキストや参考書がたくさん。買って満足しちゃうところもあるんですよね。
EF English Liveのオンライン教材で私が一番気に入ったところは、続けやすいこと。
しかも、「よし!英語の勉強やるぞ!!」という気合がなくても、「少し時間があるし英語の勉強でもしよっかな」という気楽さで直ぐにできること。
社会人になってからの英語の勉強が続かない理由って
- 勉強するまとまった時間が取れない
- 教材が簡単すぎたりあり得ないシチュエーションで面白くない
- ワンパターンの教材で飽きる
- 自分の英語がうまくなっているか実感がない
- フォローしてくれる人がいないので後回しにしがち
- 実際に使う場がないので緊張しない
- 英語を勉強しないととは思いつつモチベーションが続かない
- 復讐するのがめんどくさい
続けられない理由はいくらでもありますが、EFはこのあたりの「やる気がなくなる理由」を取り除いてくれています。
とにかく英語を勉強しようという気合がなくても続けられる仕組みがすごい。
例えば、まとまった時間がとれない人でも、5分10分でできる短いプログラムで組まれているので、1回の勉強する時間は10分でもOKです。
これがとてもありがたくて、私の場合は会社の昼休みとか退社前の15分をEFの勉強時間にしてます。
1Unitには、4つのLessonと1つのグループレッスン、1つのプライベートレッスンの組み合わせです。
さらに1つのLessonごとにテーマが決まっていて、Vocabulary, Grammar, Expression, Listening, Reading, Final Taskなどが勉強できるようになっています。
この一つのTaskが5分とか10分で終わるぐらいの量なんですね。このくらいの量がいいんです。
勉強が終わったらグリーンに変わります。同じUnitの中の好きなレッスンから初めてもOKです。
さすが世界の忙しいビジネスパーソン向けに開発しているだけあるなと関心。始めたら最低でも30分は勉強しないといけないとなると、なかなか億劫ですから。
一応目標勉強時間を設定しておくと、あと何日で終わってねと教えてくれます。この機能はオフにもできますが、私はおしりを叩かれないとやらないのでONにしています。
勉強したLessonは緑になります。全部終わるとPerfectと表示されるので、やり残した問題もすぐにわかります。
ちなみに一度勉強したUnitは後から何回でも復讐できます。
全部のUnitをきっちり覚えたら間違いなく英語力はワンランクアップすると思います。が、私はそこまでの気合がないので終わったUnitの復讐はしていません。
やったほうがいいんだけどさ、時間とやる気がね、、、、もごもご。
変化のある教材で勉強していて飽きない
今まで使った英語教材の中でEFは飽きさせないという点では一番です。
EFを使っていて飽きない理由は
- 各Unitのテーマがビジネスシーンでありがち
- アメリカの会社で働いている時に実際に耳にする表現、使ってみたい文章が次々でてくる
- 使うシチュエーションがわかるので、習った表現をすぐに使いたくなる
- 教材のビデオの種類も各レッスンに3種類あって飽きない
- 受けているレベルが私に合っている
- 文法・読解・表現・リスニング・スピーキング・ライティングと英語力全部を使う
アメリカで働いている私の場合は、シチュエーションやビデオの内容があるあるすぎ。これは、もう100%自信を持っていえますが、EFの教材は、まさに実践ビジネス英語教材です。
上の写真のUnit3のテーマは”The Power of the mind”。
そのなかの最初のLesson 1のテーマが恐怖(Fears and Phobias)。まずは落とします。
そしてその次、Lesson 2のテーマは”Using Positive Thinking to Succeed”ですよ!
落とした後に、ポジティブシンキングを使って成功しよう!って、もうねえアメリカ企業とかこういうテンション大好きですから。ほんとに教材は100%実践向きです。
使われている表現や単語も日頃よく聞くものが多いです。意味はわかるけど自分では使いこなせていない表現がでてくると、これ今度使ってみよう!とメモメモ。
同僚との会話で聞いてもすぐに忘れちゃうんで、きちんと文章として書いてあると助かります。
各ユニットのビデオは一つが数分の長さ。これまた長すぎないのがいいのと、種類がいろいろあって飽きません。ビジネスセミナーの教材はもっときちんと聞きたいのでちょっと物足りない感じ。
- ユニットのテーマの教材ビデオ1本か2本(イギリス英語)
- 一般人のインタビュー1本(アメリカ英語が多い)
- ビジネスセミナーなどの一部1本(アメリカ英語が多い)
これらの教材ビデオから練習問題がつくられています。教材ビデオは、複数の問題で使われるので自然と何度も聞くことになります。
プログラムをすすめるだけで、復讐もできるようになっているのはさすがです。
ビデオレッスンでは、とちゅうで講演者のメインアイデアを確認する問題などが出てきます。ぼんやり聞いていると聞き逃すので、ちょっと集中。
もちろん再生もできるので、わからないときは聞き直してます。
教材ビデオの中のポイントとなる表現や単語がよこにキャプションででてきます。わからない単語をハイライトすると辞書機能もついているので便利。
面倒くさいなと少しでも思うところを、さっと気配りしてくれるプログラムです。優しい~。
文法も勉強しますが、細かい文法の説明はほとんどありません。(レベルによって違うかも)
勉強している文法を使った例文が多くでてきます。もちろんビジネスシチュエーションですぐに使える例文です。
わたし的には文法の説明をよんでいるとダレるのでこの方法があっていました。とにかく実践で使うことを想定した例文なのでムダがないのがイラっとしなくていいです。
例文の設定も、会議の後の雑談だったり、今後のキャリア相談だったり、今の会社のグチだったりと。日頃よく耳にする表現がぎゅっと詰まっています。
今まで本場の?ビジネス英語に触れたことがない人には特におすすめです。簡単な単語でもニュアンスがわからない表現って結構あるので。
他国の生徒とのグループレッスンがかなり緊張する
今まで私が一緒に授業を受けたのは、メキシコ、イタリア、ロシアの生徒さんがいました。
お互いに英語のアクセントが違うので聞き取るのも大変ですが、これがすごくいい練習になります。
私の働いている会社は、そこそこ大きなグローバル企業です。社員も多国籍。アメリカ人とだけ話していればOKではありません。
文化もバックグラウンドも違うひととのコミュニケーションです。
日本人を対象にしている英会話が実践ではイマイチ使えないと思う理由の一つが「英語で説明しきれなくても(なんとなく)お互いに通じること」。
先生も日本人を相手にしているとだんだんこっちの言いたいことにも慣れてきてしまう。
実際に海外に出たらきちんと説明しないと通じません。お互いに常識だと思っていることが違いすぎますから。
各国の生徒さんとの授業はかなり緊張しますが、その分きっちり説明しようとするのでいい練習になっています。あと度胸&自信もつくかなと。
生徒のお国柄もでていて面白いです。
ロシアの生徒さんが好きな映画はジェームズ・ボンドと言ったときはちょっと驚きました。ロシアっていつも悪役だけど、嫌いじゃないんだ、、、。
グループレッスンを受けるのに予約はいりません。30分毎に開講されるので都合のよいときに参加すればOKです。
個人レッスンは予約が必要ですがオンラインですぐにできます。この手軽さがうれしいですね。
個人レッスンのテーマは決まっている中から選んでもよし、フリートークでもよしでした。先生のやる気は、個人差が大きい気がします。先生の指名もできるようなので、好きな先生ができれば指名してもいいかなと。
スピーキングで自分の英語を聞けるのがいい
プログラムの中にスピーキング練習があります。例文を聞いて自分で話すと音声認識で評価されるというもの。
音声評価なんですが、1回でOKだったときはかなり嬉しいです。
スピーキング練習で一番いいなと思ったのは、自分の英語を録音して聞けるところ。
左の例文を聞いて、スピーカーボタンを押して録音。音声認識でOKなら緑になります。再生ボタンで自分の英語を聞いては、ぎゃーーーと毎回なっています。
こんなにもごもごした英語を喋っているのかとショックを受けました。これは聞きにくい。したったらずすぎる!
英語の勉強法で自分の英語を録音して聞くというのはありますが、はっきりいってわざわざするのはめんどくさい。
プログラムにあるとイヤでもやらないといけないのがいいです。そうでもしないと、やりませんから。
毎回、自分の英語を聞いては落ち込みますが、どうにかもっとクリアに発音できないかな?と試行錯誤しています。
オレンジのところは音声認識がイマイチだった単語。これでも一応OKなんですが、全部グリーンになるまでしつこくやったりもします。
この例文もポジティブです!
フォローアップがちょっと嬉しい
オンライン教材って一人で勉強しているのでだらけやすい。EFでは、こまめにフォローアップのメールが届きます。このペースだと、ちょっと予定通り終わらないよとか。
個人レッスンやライティングの後には、簡単なフィードバックも届きます。
完全に放置プレーじゃなくて、でもしつこくなくて。社会人にはちょうどいいぐらいのフォローアップです。
EF English Liveが向いていない人
EF English Liveは、すでに英語をある程度使える人、中級クラス以上のひとが、世界のビジネスシチュエーションで使える実践的な英語を勉強するには自信をもっておすすめできます。
でも、初心者の人にはEFだけでは思ったように成果があがらないかなと思います。
これはあくまでも個人的な意見なので、もし初心者の方でも気になる人は、無料お試しを受けてみてください。
私の英語の勉強の持論は、「初心者からTOEIC700点ぐらいまでは、とにかく一つの教材をやり込むことが一番の近道」です。
私は今はなき駅前留学のNOVAの教材を一日中かけっぱなしにしてほぼ覚えました。
友人の一人は、スタンド・バイ・ミーの映画を夏休み中かけっぱなしにして、会話全部を覚えたらそこそこ話せるようになりました。
別の友人は、テレビドラマのフレンズを何度も繰り返し見て、分からない表現は書き出して覚えるということをしてました。今ではアメリカ企業で働いています。
中学校、高校で普通に英語を勉強した人なら、やり直し英語は「2時間ぐらいの英語(テレビや映画)をまるまる覚える+単語帳で単語を増やす」が一番簡単でコスパもいい方法だと思います。
これだけで中級レベルの英語は身につくと思うので、正直言って初心者の時に高い英会話に通うとか、オンライン教材に頼るって、時間もお金もムダです。もったいないーー!って思っちゃうんですよね。
モチベーション維持なら分かるんですけどね。
なので初心者の方には、EF English Liveでも他の英会話教材でも、これらの教材を勉強の中心にすることは私はすすめません。
EF English Liveのように一つ一つすすめる教材をあくまでもサブ教材として使うならありかなと思います。
ちなみに私が使っていた単語帳はDUO3.0です。
あとは、EF English Liveは、とにかく英語をつかってネイティブと会話をしたい人にも向いていません。
EF English Liveは、ビジネス英語を聞く、話す、読むをバランスよく勉強して、本場で使えるビジネス英語を学ぶ教材です。
とにかくネイティブと英語を話す機会を増やしたい人には、英会話専門の学校のほうがコスパが良いかなと思います。
逆に、私のようにすでにアメリカや海外にいるひとや、すでに英語を使う仕事をしている人がビジネス英語をブラッシュアップするには最適です。
EF English Liveを使う時の注意点
アメリカでEF English Liveに接続していますが、一度も接続状態がわるくなったり切れたりしたことは今のところありません。
一番気をつけたいのはPCの国・地域の設定です。
私の場合、アメリカで買ったパソコンの国・地域情報を日本に設定していたら、EF English Liveのアメリカサイトにはログインできませんでした。設定をアメリカに戻したら問題なくログインできました。
よく分かりませんが、プログラムは国ごとの登録になるようです。
もし日本で買ったパソコンを海外で使っている場合は、住んでいる国のEF English Liveプログラムにアクセスできないかもしれません。
その場合はPCの設定を見直すか、EF English Liveの国の設定を変えてみてください。
EF English Liveの国の変更は、サイトの一番下(フッターの一番下)の国の変更をクリックします。
ビジネス英語オンライン教材のまとめ
会社が提携しているEF English Liveが、ビジネス英語のブラッシュアップによかったのでレビューしました。
アメリカの会社につとめて、毎日英語使ってるから英語の勉強なんてしなくていいでしょ?と思われがちですが、日常の会社生活では英語力はほとんどあがりません。
会社で使う英語は目的があってしゃべってることが多く、英語そのものに気を使ってないんですね。相手の会話もすべてをきちんとわからなくても、流してしまったり。
それなりに何とかなっているので、これ以上英語を勉強しないとヤバイ!という危機感もありません。
もう惰性でこのままで良いかって半分諦めのような。ぜんぜん完璧な英語とは程遠いんですけど。わかっちゃいるけど、もうそこまで英語にかける情熱がない、、、。みたいな。
こんなだるだるな感じですが、会社と提携している英語プログラムがあったので受講してみました。
EF English Liveはビジネスパーソン向けに作ってあるだけに、実践で使う英語を効率よく勉強できる工夫がたくさん。あまり期待していませんでしたが、ほそぼそと勉強を続けられています。
今のところで私が感じる最大の効果は2つ。
- 滑舌良くしゃべろうと気をつける(自分の英語の聞きにくさに気がついてショックを受けました)
- 大人が使う表現を自信を持って使う(覚えた表現をさり気なく使っています)
EF English Liveのオンライン教材を一言でまとめると
「本当のグローバルビジネスで役に立つ単語や表現だけをムダなく勉強できる教材」
という感じです。
アメリカ就職を考えている人へ
コネ無しでアメリカで就職して働くためにしっておきたい11のことをまとめました。お給料の相場から、アメリカでの求人の探し方など実戦向きの内容です。
今日はここまで。では!
Have a good day!
有賀透子
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