英語のレジメを海外のレジメライター(プロの履歴書ライター)に頼む時の注意点をまとめました。
自分で書いたレジメでは、どうにも転職活動がうまくいかなかったので、私はプロのレジメライターに頼みました。その時の経験をもとに、プロのレジメライターの選び方を紹介します。
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今日のトピック
海外で就職・転職!英語の履歴書、プロに頼むのはあり?なし?
就職活動に避けては通れないのがレジュメ、履歴書作成です。日本はフォーマットがあり、プロにレジュメ書きを頼むなんて考えたこともありませんでした。
が、アメリカの履歴書はフリースタイル。
もちろん書く内容は大体決まっているものの、フォーマットや項目の順番は自由です。
自由フォーマットの履歴書を書きなれてない上、当たり前ですが英語で書きます。さらにカバーレターも必要です。ここ、アメリカでの就職活動の最初の壁かもしれません。
最終的にプロに頼むにしろ、まずは自分で書いてみることをおススメします。
レジュメ作成のお手本としては、こちらのTimeのWhat Your Resume Should Look Like in 2016 がわかりやすくて参考になります。
とは言うもののアメリカ人ですら、プロに頼むこともあるレジュメ作成。
私は、度重なるお断りメールに嫌気がさして、ついに禁断のプロのレジュメライターを使ってみました。
結論、使ってよかったです。もう一度まじめに就職活動をするなら、もう一度使います。
アメリカ人でもプロのレジュメライターを使うことは、賛否両論があるので、メリット、デメリットも納得した上で使うか使わないかはご自分で判断してくださいね。
プロを使っても面接いけなかったー(憤怒)という苦情は受け付けませんのであしからず。
面接のときは英語力がバレます。実践的なビジネス英語をムダなく学べるオンライン教材などで使える英語をできるだけ身につけてください。
注意!このポストの最後の方に、悪質な会社と自動レジュメ作成サイトのトラブルについての注意書きをしています。これから英語でレジュメを書こうと思っている人は、そこだけでも一読して損はないです。
英語の履歴書、プロのレジュメライターに頼むメリットとデメリット
メリット は、やはり文法の誤りのない自然な英語で書いてあること。
ただしサービス会社の質によっては、ええええっ!(怒)となるらしいので、ライター&会社選びは大切です。あとアメリカ人的客観性に基づき書いてあること。
日本人から見たらウソではない範囲で実績や技術が想像を超えて膨らんでます。
デメリットは、カバーレターに個性がなく一般化されたものになりやすい 。プロを雇ったことが100%バレる!
プロのレジュメが嫌いな人もいますしね。吉か凶、かけのところはありますね。
実際にプロの履歴書ライターを使った感想
こんな書き方もあるんだ!です。
最初に短いまとめを入れるとか、話の膨らまし方とか、フォーマットとかさすがプロだなと思いました!自分ではたいしたことないなーと思っていたことも、なんだかすごくできる人のように書いてありました。
私が就職したい業種のバックグランドを持っているライターの方が担当だったので、専門用語もだいたいは通じました。オーダーしてから2回ほど書き直しと追記をお願いして、1週間ぐらいで最終版が出来上がったと思います。
本来はもう少し早く納品されるはずだったのですが、ライターの方のトラブルで2,3日遅れました。そこが不満といえば不満ですが、サービスそのものはよかったです。
満足度は担当ライターさんによりるとおもいます。 実際にプロレジュメを使った結果は、面接までは行きました。電話面接で沈没しましたが、レジュメそのものはちゃんと役割を果たしました。
ダメだったのは、ひとえに私の責任でございます。はい。
プロの英語レジュメサービスの頼み方
基本的な流れはどこも同じだと思います。最初にプランを選び支払いをします。その後に詳細な情報を入力し、会社によってはライターと電話で話しをします。
2,3日でドラフトが出来上がるので、必要に応じて訂正、追記をお願いします。最終確認をして終わり。
プロのレジュメライターサービス会社(あるまむ調べ)
プロレジュメライターサービス レジュメ作成依頼はかなりの個人情報を渡すことになるので、信用できる会社に頼みたいですよね。
今回びっくりしたのが、中には悪質なサイトや劣悪なサービスを提供しているサイトが結構みつかったことです。
同じ人がいくつもサイトをつくっていたり、ネットで評判が悪くなったので会社名を変えたり、個人情報を他のサービスと共有していたり。
私が使った1社とできる限りレビューを確認してここならば安心して頼めそうな会社をピックアップしました。 料金プランは抜粋です。
他にもLinkedINのプロフィールを書くとか、就職サイトにポストするなどのサービスも提供しているので確認してください。
Interview Guaranteedの会社は、このレジュメをつかって30日とか60日以内に面接まで行かなかったら、返金や再度書き直しをしてくれます。
ちなみに、Job Guaranteedのサイトは信用しないでくださいね。あそこは、就職できなかったら返金+$50払いますとかありますが、実際に返金してもらうには、40社?にレジュメを提出した証拠が必要です。
アメリカにうまい話はころがっていませんよ!
Resume Writers.com
おそらく最大手のプロレジュメサービス会社です。ここのサンプルレジュメの見た目がきれいだったので、私はこの会社を使いました。プロフェッショナルのレジュメとカバーレターのプランを頼みました。
個人インタビューの後、72時間以内に最初のドラフトが届きます。納得がいくまで修正できます。2ヶ月以内にインタビューに行かなかった場合は、無料で書き直しをしてくれるそうです。同じライターか、別のライターを選べるとのこと。
Capstone resume service
設立者のAmy Giesさんの会社であり、なんとなく個人的な雰囲気がして高感度が高い会社です。次に頼むならもう一度Resume Writers.comかCapstone resume にしますコンサルティングをかねたインタビューの後、2、3日で最初のドラフトが届きます。その後必要であれば、1回ほど書き直しができます。
CareerPerfect Resume
ここは、RipOffレポートで苦情が1件だけだったので、たぶん大丈夫かなという感じです。 この会社は、インタビューと書き直しがないかも。よいレジュメを書いてもらうためにインタビューは大切だと思うので、私はここは使わないと思います。何より管理職用のサンプルレジュメがしょぼかった。
Great Resumes Fast
もうここはお値段からして下々のものは相手にしていない感じ。マネージャーやエグゼクティブ御用達です。
エントリーレベルでも、超難関企業にアプローチするならば、願掛けだと思ってここを使ってもよいかもしれません。ここもサンプルレジュメがきれいでした。もしもC-Levelの就職をするなら、迷わずここにしますよー!
英語の履歴書!個人のレジュメライターを雇う
上記のサービス会社を経由せずに直接プロのライターを雇うのも一つです。自分でライターを指定できるのがメリットです。
プロのレジュメライターは、National Resume Writers Association (NRWA)やProfessional Association of Resume Writers & Career Coaches (PARW/CC)のメンバーであり認定を受けています。
ここで個人のライターを見つけて、レジュメ作成を依頼することもできます。価格は上のサービス会社の値段がひとつの目安かと思います。
ちょっと待って!そのレジュメ作成サイト&サービスは大丈夫?
今回、プロのレジュメサービスを調べているうちに、いくつかボッタクリに近いサイトを見つけました。
たちの悪いことに検索では上位表示されてるサイトだったり、ランキングで上位のサイトだったりします。いくつか目についた会社をリストアップしておきますのでご注意を。
Got the Job.com/About Job(http://www.gotthejob.com/)
サービスの質が疑問視されている。Rip off Report に4件の苦情あり。 レジュメの質が悪い、その後の顧客対応が悪いとかそういう類の不満でした。
ここの設立者のDon Goodmanさんはこの業界で有名らしいので信用されやすいのかもしれません。そもそもサイトの趣味があわないので頼もうという気にはならなかったです。
OneBuckResume(http://www.onebuckresume.com/)
ここは要注意です。苦情レポートをよむと、クレッグリストに偽の仕事募集を出し、履歴書を送ってきた人に履歴書のフォーマット変えるようにメールで連絡。
そのときに参考サイトとしてOne Back ResumeかResume Edgeを使うようにアドバイス。
One Back Resumeは、自動レジュメ作成サイトですが、1ドルのはずが分からないようにクレジットカードにチャージしてくるとのこと。その場合は、即座に銀行に連絡してとめるしかないです。
Resume Professional Writers(http://www.resumeprofessionalwriters.com/)
ここは、私も参考にしたランキングサイトで1位なのですが、その分不満も多いところです。2010年から2015年で19件。ライターの当たり外れが大きそうなのでおススメしません。
自動レジュメ作成サービスのトラブル多発サイト
Resume Genius (https://resumegenius.com/)
ここはResume Sampleとかを検索するとトップに出てくるので注意が必要です。
情報を入力するとレジュメが$1ちょっとでできるサイトですが、実は継続的に1ドルちょっとが引かれきがつくと数十ドルひかれていた!という告発が多発しています。
プライバシーポリシーは、個人情報を他のサービスと共有するようなことも書かれてありますし、絶対に個人情報&カード情報は入力しないほうがよいです。
サンプルを参考にするだけにしましょう。 ちなみにRipOffReportには29件クレームがありました。
SiteJabber.com にもクレームの嵐。気をつけてくださいね。ちなみに、Site Jabberも個人情報を売るらしいのでご利用にはご注意を。見てるだけならOKです。
海外、アメリカで就職・転職。英語の履歴書のまとめ
海外就職では避けては通れない英語のレジュメ作成。自分で書ければよいですが、面接までいかないのであれば、メリットデメリットを理解したうえで利用するのもありだと思います。
ただし、個人情報をまるまる渡すので、会社選びは慎重に。ネット上の自動レジュメ作成サービスで1ドルでも課金する会社は、おそらくグレーです。君子危うきに近寄らず!では失礼。
参考レビュー&ぼったくり告発サイト
Beware of Resume Scams When Looking for Work by I’ve Tried That
Top 5 Resume Writing Services
Big List of Resume Writers.com
Best 10 Resume Writers.com ←ちょっとランキングが不自然。1位のサイトの自作自演か?
Indeedのフォーラムに実際にプロライターを使ったことのある人たちが経験談を投稿しているサイト Has anyone paid to have a resume written for them? Indeed Forume
アメリカ就職を考えている人へ
コネ無しでアメリカで就職して働くためにしっておきたい11のことをまとめました。
今日はここまで。では!
Have a good day!
有賀透子
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