ブドウの皮は食べるもの、モモの皮もリンゴの皮のように食べるときもあれば食べないこともある。これを知った時は、びっくりしました。
ブドウの皮はともかく、桃の皮は食べたくない!
しかも日本では甘くてジューシーなモモですが、アメリカでは固くて酸っぱくて美味しくない!アメリカでおいしい桃を食べたい!と美味しい桃の見分け方を調べてみました。
今日のトピック
アメリカではブドウの皮は食べるもの
日本でブドウの皮を食べると聞いたら、「めんどくさがりな人なのかな?」と思うのですが、アメリカ人は普通にブドウの皮を食べます。
ブドウのサイズに関係なく、大き目のブドウでも、紫のブドウでも、黄緑色のブドウでも、アメリカではブドウの皮は食べるもの。
フランス人の友達に聞いても同じ答え。むしろ、日本ではブドウの皮は食べないよというと、ええっ?どうやって食べるの?とのこと。
それもそのはず。
ブドウには、巨砲とかマスカットとか、種無し種有りという分け方の他に、皮がつるっとむける種類と皮がむけない種類があるのです!
日本で主に出回っているのは皮がむきやすい種類でSlip-SkinとかLoose-Skinと呼ばれます。で、アメリカで作られるブドウは皮がむけない種類。
アメリカのブドウの皮をむいて食べようと思ったら、かなりイライラします。全然むけません。
サクランボの皮をむくのと同じぐらい難しいです。
そうなんです、サクランボは皮ごと食べますよね?それと同じ感覚で、ブドウも皮ごと食べるんです。
私も最初は、いやいやブドウの皮なんてつるっとむけるでしょ。と思ってブドウの皮をむこうとしていましたが、今では皮ごと食べるものと思っています。
それでもブドウの皮を食べることにやはり多少の抵抗があったので、息子にブドウを食べさせるのを控えていました。
先のフランス人女性に聞くと、小さい子どもにも皮ごと食べさせているとのこと。
それを聞いてから、家で息子にブドウをだしてみたところ、ぷちぷちと房からブドウをはずして皮ごと食べています。
しばらく様子を見ていましたが、大丈夫そうです。変化と言えば、ブドウを食べた次の日のうんちは程よく柔らかくなっているようで、お通じにもいいのかもしれません。
ブドウの皮は食べるもの。アメリカで知った新しい常識でした。ちなみに、アメリカでもブドウは美味しいですよ。
アメリカでも美味しい桃が食べたい!
アメリカの桃は、はっきりいって固くて酸っぱくておいしくないです。
あまくて柔らかくてジューシーで大好きな桃。アメリカのスーパーで買った桃を、日本の桃をイメージして食べると確実に「不味い、固い。これは桃じゃない…」となります。
たまたまハズレだったのかと思い、慎重に選んで買っても「マズい、固い、、、、」とまたしても落胆。
アメリカ人は桃の皮も食べている
アメリカのスーパーではモモは山積みになって売られています。しかもちょっと小ぶり。
皮をむいたら、本当に小さくなってしまいます。不思議に思って同僚に聞いたところ
「桃は皮ごと食べるよ!」との答え。またしても「えええええーーーー、そうだったのか」と。
さっそく試しに皮ごと食べてみましたが、私にはちょっと、、、。桃の皮はやはりむこうと思いました。
アメリカで桃といえば黄桃のこと
アメリカで主流なのは黄桃。実の部分が黄色い桃です。よく缶詰になっている、あれですね。日本の美味しい桃といえば白桃です。
黄桃は固くて形が崩れにくいので缶詰加工にちょうどよいんです。でも、生で食べると、ハズレの桃は固くてゴム?みたいです。
見た目はおいしそうなんですけどね。
アメリカでは味よりも見た目と賞味期限の長さが重要
アメリカのマーケットでは、味よりも見た目が優先。赤い方がおいしく見えるというので、アメリカのモモ生産者は赤みの強い桃をつくります。が、モモのエキスパートによると、おいしい桃は、黄色から白い皮をしていて赤いところが少ないもの。
アメリカでは、見た目優先であえておいしくない桃を作っている。これでは、普通のスーパーではおいしい桃を見つけるのは難しいはずです。
また、スーパーでの賞味期限を長くするために、桃がきちんと熟れる前に収穫されます。スーパーで買った桃をそのまますぐに冷蔵庫にいれると、いつまでたっても酸っぱいままです。
参考:The Best Peach on Earth (The Wall Street Journal)
アメリカで美味しい桃の見分け方と食べ方
それでも、アメリカにもおいしい桃があるはず。と、おいしい桃の見分け方を調べてみました。
アメリカでおいしく桃を食べるコツ
- 白桃があれば、白桃を買う(スーパーによって当たりはずれがあります)
- 買ったモモはすぐに冷蔵庫にいれずに1日、2日はへたを下にして一つ一つをくっつかないようにカウンター等に置いておく。
買ってすぐに冷蔵庫で保存すると、いつまでたっても熟れません。
- モモの赤みがかった色ではなく、全体のバックグランドの色を確認する。黄桃ならバックグランドの色が黄いろから深いゴールドのもの、白桃ならクリーム色のものを探す。
モモの皮の赤い色は、熟れ具合とは関係ありません。騙されますよねえ。
- 柔らかくなってきたモモを選ぶ。指で押して確認すると跡になるので、全体を掌で確認する感じ。
- へたの部分に小さなシワができているもの。(ももの水分が抜けはじめて甘みが増しているしるしでもあり、シワシワだと古くなっているということもある)
- へたの色が緑なのは、桃が熟れるかなり前に収穫されている。酸っぱい可能性が高い。(全部緑だよ!という時もあります)
- におい。美味しい桃の甘い匂いがするものを探す。(私はこれが一番確実だと思います)
- モモの長期保存はアルミホイルに包む
アルミに包むと長期保存ができるとクックパッドにありました。私は試したことがないですが、もしだべ切れないほどおいしい桃の出会えた幸運な方はお試しくださいね。(桃農家さん伝授の桃の長期保存方法)
参考サイト
それでも、うちの州には美味し桃がない!という方は、通販で探すか、ワシントン州やオレゴンなどの果樹園に行ってみてください。
オレゴンのMt. Hoodのふもとにある日系の果樹園Kiyokawa Family Orchardsで買った桃は、日本の桃のように甘くてジューシーでした。ああまた行きたい!
アメリカのブドウと桃の話のまとめ
アメリカでは、ブドウの皮は食べるもの。食文化の違いかとおもいきや、日本のブドウは皮がむけやすく、アメリカのブドウは皮がむけにくい品種が多いという話でした。
アメリカはもともと固くて酸っぱい黄桃がおおいうえ、熟れる前に収穫したり、赤みの強い品種をそだてているので、そもそもおいしい桃を探すのが難しい。
それでもおいしい桃をアメリカで探すコツは、黄色くて甘い匂いの桃か白桃を探す。それでだめなら、美味しい桃を育てている州に遊びに行くしかなさそうです。
皆さまのおいしい桃の見分け方も教えてくださいね。
今日はここまで。では!
Have a good day!
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