日本の給料が安い!というニュースを去年ごろからよく見かけます。
日本の給料が安いといっておもい出すのは、一橋大学から香港科学技術大学に移籍した川口康平さん(34)のぶっちゃけツイート。
かなり話題になったので覚えている人も多いと思います。
具体的にいうと,一橋の給与は昨年,各種手当を全部ひっくるめて634万円でした.科技大のオファーはというと,USD144K,日本円で1500-1600万円です.最高税率は15%らしいので,手取りの変化率は額面以上になります.今回特別交渉はしてないのでこれはおそらく最低提示額です.
— Kohei Kawaguchi (@mixingale) April 12, 2017
このツイートをを見てやっぱり日本の給料低いなと思いました。
今日紹介するGlassdoorでAssistant Professorのアメリカ国内の平均は$80,677。ざっくり800万円です。
その他にも、プログラミング言語別の年収を日本とアメリカで比べたら、真ん中の年収差が600万円もあった!という衝撃というかやっぱりそうかというBusiness Insiderさんの記事も。
よくIT業界で言われるような「アメリカのプログラマーの年収はだいたい1000万円から」という一般論が裏付けられた形だ。さらに稼げる言語1位のScalaについては、日米の「真ん中」の年収差が600万円以上も違うこともわかった。
出展:日米格差は600万円か?「プログラミング言語別 年収調査」の衝撃
日本の給料が安い、安いと言われれば気になるのは、海外のお給料。
「ひょっとして自分も海外就職したらもっと稼げるの?」というところですよね。
自分の職種のポジションで、海外企業に勤めていたらお給料っていったいどのくらいなのか?本当に日本のお給料は安いのか?
職業別、会社別、ポジション別に、世界のお給料が分かるサイトGlassdoorの使い方を紹介するので、気になる方は海外のお給料事情をのぞき見してみましょう!
グローバル企業に勤めている方は、海外の現地採用の場合と比べて「日本のお給料は安い」は本当かどうか調べてみてくださいね。
今日のトピック
海外就職に必須Glassdoorで世界のお給料を調べる方法
Glassdoorとは
Glassdoorは、元社員&現社員が匿名で各会社の情報をのせているサイトです。
どんな情報があるかというと
- 会社のレビュー
- ベネフィット(福利厚生)
- お給料
- インタビューの質問や雰囲気
がのっています。
給料の相場を調べたり、インタビューの内容をチェックしたりと海外就職には欠かせないサイト。
現社員や元社員から情報を集めているだけに、生々しい情報ものっています。もちろんブラックな会社は、それなりに書かれますね。
私が使っていた派遣会社もひどかったのですが、レビューを読むとやっぱりひどかったです。
求人情報ものっているので、とっても気になる方は見てみてくださいね。
Glassdoorを使って海外企業のお給料を調べる方法
メールアドレスを登録しなくても使えますが、アクセスできる情報にかなり制限がかかるので、詳しく見たい方は会員登録して使ってください。
「知っている情報があったら入力してね」しつこく出てくるので、私は元職場のお給料を入力して使っています。
Glassdoorの使い方はとっても簡単。
お給料が知りたいときはSalaryを選びます。
職種や会社名と場所を英語で入力して検索したらOKです。
例えば、日本のエンジニアのお給料をみると平均は500万円。
518人のデータによると、最低は¥3.63M、最高は¥8Mです。M=1,000,000なので、最低は360万円、最高は800万円となっています。
さらに個々の会社名をクリックすると、会社別の詳しいデータが分かります。
試しに私が勤めているアメリカの会社のデータを見たら、かなり実際のお給料に近いデータでした。ほぼ正解といっていいくらい。
いちおうフォーチュン500に入るグローバル企業なので、日本でのお給料をみてみましたが日本のデータはゼロ。あっ、ちょっと寂しい。
日本のデータ入力はまだまだ少ないので、気が向いたら日本のお給料のデータも入力してみてくださいね。
Glassdoorで世界のお給料と日本のお給料を比べてみた
例えでつかったエンジニアのお給料。アメリカと中国でも調べてみました。
アメリカのエンジニアの平均給料は$77,984(ざっくり780万円)。
おつぎは中国のエンジニアのお給料を見てみましょう。
中国は 100,000元($15,326.61。ざっくり150万)??
2000人もの人がデータを入れているのはさすが中国という気もします。
中国のエンジニアはの平均給料はかなり安そうですね。
何かの間違いかと思ったのですが、その下の会社別の給料をみてもやっぱり低いです。単位あってますよね?
もう少し高いかなと予想していたのでちょっと意外でした。
個別の会社のお給料を調べる
今度は会社別のお給料を見てみましょう。
アメリカのGEをのぞき見します。
会社名をクリックすると全体のお給料の平均とさらにボーナスを加えた平均値がでてきます。$77,653なのでざっくり780万円ですね。
Salariesをクリックすると職種別、ポジション別のサラリーが分かります。
ちなみに日本のGEではこんな感じデータになりました。
入力されているデータ数が少ないので何とも言えませんが、とりあえず日本のインターンの給料は、アメリカのインターンの最低$15よりも低いというのはわかりました。
最初に紹介したプログラミング言語別のお給料の記事にもあるように、ひょっとしたら上の方のお給料はあまり差がないのかもしれませんね。
やっぱり辛いのは下っ端から真ん中あたりなのでしょうか??
Glassdoorを使うときの注意
海外と日本のお給料を比べるときに気を付けたいのはポジションの呼び方が微妙に違うこと。マネジャーと一言で言っても、係長クラスから部長クラスまで含まれます。
参考にしている人数が多ければかなり信頼できますが、1人、2人のデータの場合は注意してくださいね。
参考サイト:英語の部署名・役職名単語集【役職名】
世界のお給料がわかるGlassdoorの使い方まとめ
日本のお給料が安いといわれ始めて、アレやっぱりそうなのか?そういう時代なのか?
ひょっとして海外就職したらもっと稼げるの?
そんなときにすごく役立つGlassdoorをつかって、海外企業のお給料を調べる方法を紹介しました。
海外就職を考えている人は、どこで働くとどのくらいのお給料になるのかしっかり調べてくださいね。オファーが高いのか低いのかも相場が分からないと判断できませんから。
海外就職はハードルが高い人は、とりあえず英語を使った在宅ワークを始めてみるのも一つです。
アメリカ就職を考えている人へ
コネ無しでアメリカで就職して働くためにしっておきたい11のことをまとめました。
では、今日はここまで。
Have a good day!
有賀透子
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