こんにちは、あるまむです。今回は、世界中で流行中のオンラインコースの話。キャリアアップやキャリアチェンジをしようかな?留学ってどんな雰囲気?そんな人にぜひ知ってほしいコースです。
世界中で2500万人が参加している無料オンライン大学コースMOOCとは?
MOOCとはMassive Open Online Courses、つまりマンモス オンライン オープン キャンパス(日本語でイメージしやすい言葉に変えています)。オンラインの巨大なオープンキャンパスというイメージです。日本語が乏しくて、なかなかいいネーミングを思いつかなくてすみません。
MOOCは、質の高い教育をすべての人にというコンセプトのもと2012年ごろから作られ始め、あっという間に世界中に広まりました。この3年間に2500万人がMOOCに参加しています。
Wikipediaの説明です。
Massive Open Online Course (MOOC、ムーク) またはMassive Open Online Courses (MOOCs、ムークス) は、インターネット上で誰もが無料で受講できる大規模な開かれた講義のことである
インターネットにつながれば、誰でも世界中のどこからでもアクセスできる完全100%オンラインコースです。アメリカを中心にヨーロッパ、アジアなど世界中の権威ある大学がコースを提供しており、質の高いクラスを受けることができます。ただしコース修了証(Certificates)を発行してもらう場合は、1コース30ドル-100ドルぐらいになります。
今日のトピック
MOOCの受け方
トップ大学のクラスでも試験はありません。メンバー登録をして、習いたいクラスを探して登録するだけです。
クラスによっては、すでに募集が終わって閉講したもの、過去のクラスが自習モード(アーカイブ)になっているクラス、これから開講されるクラスなどもあります。
クラス内容を気に入ったらEnrollをクリックすると受講できます。
1週間ごとに1ユニットを終了するように構成されており、だいたい4-8週間で1クラスの授業が終わります。学習ペースは、修了証を受ける場合はクイズの提出期限を守らないといけませんが、それ以外の人は自由。
ビデオを見るだけでクイズはスキップしたり、途中で受講を中断してもOKです。
統計によると、クラスを最後まで終了する人は、最初のビデオを見た人のうち4%とのこと。気にいるクラスが見つかるまで、いろいろなクラスを試しに受講してみてください。
スクリプトとスライドはダウンロードできますし、字幕表示や音声スピードも調節できるので、英語の授業がほとんどですが内容を理解できるかと思います。
コース内容
各MOOCにより提供しているクラスが異なるので、実際に見てみるのが一番です。
例えば日本ではまだあまり知られていないBig Data Analysisから、一般的なマーケティング、リーダーシップやプロダクトマネージメントなどのビジネス、英語教師、英語のエッセイなど語学、コンピューター、バイオ、化学、エンジニア、アート、キャリアデザイン、心理学などなど多岐にわたります。
日本ではまだ学ぶことが難しいBig Data Scienceや、仕事に直結する分野のビジネス、英語のエッセイクラスが、個人的にはおススメです。
MOOCについてのニュース
Come the Revolution The New York Times
The (Accidental) Power of MOOCs The Atlantic
Who’s Benefiting from MOOCs, and Why Harbard Business Review
知っていると得をする!MOOCs3選+α
数あるMOOCの中でももっとも有名な3つです。提供されているクラスが違うので、クラスを検索して受けたいクラスを提供しているMOOCにサインアップするとよいです。
edX
edXは2012年にハーバード大学とMITが共同でオープンしました。非営利で運営されているMOOCです。MIT、ハーバード大学、バークレー大学、東京大学、などなど、85の世界中のパートナー大学、研究所がコースを提供しています。
コース内容はクラスによって色々です。大学のオンラインコースと同時開催しているコースもあれば、edXのためのコースもあります。1週間の勉強量は、2-4時間ぐらいです。10分から20分のビデオを数種類見てクイズに答えます。一つのコースは4から8週間で構成されています。
基本は無料で受講できますが、同じクラスでも修了証をもらう場合は有料になります。課題を期日までに提出し採点を受け基準をクリアしたらクラスを提供している大学から修了証が発行されます(Certificate)。
課題と言っても、それほど難しいものではなく、選択式のクイズとディスカッションボードに投稿して、他の生徒が採点するものなどあります。
Archived Courseは、過去にオープンしたコースのアーカイブです。基本的に自習モードになっているので、好きなペースで受講できます。このコースでは修了証は発行されないクラスもあります。幅広いクラスがありレベルもそれぞれなので、最初は無料でクラスに登録し、後から必要に応じて有料のクラスへレベルアップしたらよいです。
修了証(Certificate)を受けるクラスでは、不正防止のため最初に本人確認のためWebcamと免許証などの提出(オンライン)が必要になります。
Coursera
Courseraはおそらくクラスの種類、生徒数で最大規模のMOOCです。28か国の140の大学や研究所がクラスを提供しています。1500を超すクラスが開講しています。
edXと違いこちらはStanford Universityのオンラインクラスから派生した営利目的のMOOCです。ほとんどのクラスは無料で提供されていますが、修了証を発行するクラスはSignature Trackと呼ばれ有料になります。
個々のクラスをひとつづつ受けて修了証をもらうこともできますし、一連のクラス(Specialization)を全て受けて修了証を受け取ることもできます。
Signature Trackのクラスを受けるには、Webcamと免許証などの提出が必要です。クラスの途中から有料クラスへのアップグレードもできるので、最初は無料で受けてみて、後から有料クラスに変更したらよいと思います。
返金は、基本的には支払い後2週間またはコースを修了するまでのうち早い方です。古いプラットフォームであれば、コース登録締め切りから2週間、またはコース終了までのうち早い方です。ほとんどのクラスは新しいプラットフォームで行われていると思うので、支払いから2週間だと思います。
有料、無料ともクラスを何個か受けたのですが、授業レベルは入門から専門的なものまで様々です。Specializationのコースでは、2つ目のクラス、3つ目のクラスになるほどより専門的になります。キャリアに直結するクラスは、CertificateをLinkedInにリンクできるので、有料のクラスがよいと思いました。
Coursearaの授業のレビュー
What Is It Like to Take A Coursera Course? Fobes
Udacity
UdacityもStanford UniversityからうまれたMOOCですが、他の大学との提携はありません。特にコンピューターサイエンス、プログラミング、データ解析のクラスを中心に提供しています。
他大学との提携はありませんが、Google、Facebook、Twitterなどの企業がクラスを提供しています。
無料のクラスの他、修了証を発行する場合は有料になります。またアップグレードすると、個別にフィードバックやコーチを受けれるようになります。またNanodegreeと呼ばれるシリコンバレーの企業と作っている有料のコースも提供しています。
Udacityのニュース記事
Udacity Says It Can Teach Tech Skills to Millions, and Fast New York Times
その他のMOOC
この3つのMOOCで受けるコースがない場合は、KHAN Academy (日本語吹き替えサイト)、MIT OPENCOURSEWAREもあります。また英語の勉強のためのMOOCではMOOECがおススメです。
まとめ
これから大学、大学院留学を控えている方、社会人留学を考えている方は英語のエッセイクラスがおススメです。最先端の知識を世界のトップレベルの大学で学びたい方、今年は何かを新しく始めたい方は、まずは、数あるMOOCの中から、一つ二つクラスを受講してみては?
オンラインで学ぶのおすすめ記事
では、今日はここまで。
Have a good day!
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